InPポーラス電極を用いた過酸化水素(H2O2)の検出特性
 電気化学的手法で形成したInPポーラス構造を絶縁ホルダーに固定し、ポーラス電極とした。pH=7.0の電解液に電極を浸し、電極電圧+0.6V印加のもと過酸化水素を滴下すると、プレーナー基板電極と比べて数桁大きな陽極電流が観測された。電流変化は滴下のタイミングに追従し、その大きさは過酸化水素の滴下量に強く依存した。化学/バイオセンサの基本構造として、ポーラスナノ構造の有用性を示した。
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